私たちは、自然環境の保護・漁村文化と魚食文化の継承を目的としたCSR活動を通し
自然との共生、地域社会への貢献を目指します。
その活動の中心として、海と漁村と都会を結ぶエコツアーを実施しています。
漁業者の高齢化と減少、水産資源の低迷や魚食習慣が廃れることは
日本の水産業の衰退へとつながります。
観光客を漁村へ呼び込み、日本の水産業を盛り上げていきたいと考えています。
エコツアーに関する情報は「海の文化を学ぶ会」の会員様にメールマガジンで発信しております。
会費は不要で、様々な情報や企画の案内等をさせていただいております。
海や漁村のレジャーに興味がある・歴史が好きな方などお気軽にご参加ください。
ご案内等は、右のリンクよりご覧ください。
【対馬スタディツアー】
3月4日(土)~5日(日)に長崎県対馬市でスタディツアーを実施いたしました。
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この写真、対馬の海岸だと信じられますか? 対馬といえば、美しい海と山を想像する方が多いと思います。実際、過去2回の対馬ツアーでは豊かな自然を満喫してきました。しかし、対馬ではこの漂着ゴミが深刻な問題となっています。少しでも皆さんにこの現実を知っていただき、考えていただきたく今回スタディツアーを開催しました。 |
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今回、一般社団法人対馬CAPPAさんにご協力いただき小茂田浜の海岸清掃と環境学習をメインとしました。 |
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海岸に漂着するゴミの7割は韓国や中国など海外からのゴミです。漁網やプラスチック製品など様々なゴミが漂着しています。 |
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これは外国語パッケージの飲料です。 |
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拾っても拾ってもゴミが減った実感がわきませんでした。海岸をきれいにするには、人手・費用・時間がかなり必要なのだと思います。ゴミを投棄しないということは当たり前ですが、「ゴミを出さない」ということも重要です。 |
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CAPPAさんの事務所に場所を移し、次は座学です。どういった流れで外国のゴミが対馬へ流れつくのか、回収されたゴミはどうなるのかなどを教えていただきました。以前は、対馬で回収されたゴミは北九州まで船で運んで処理をしていたそうです。 この漂着ゴミ問題、対馬の方たちだけにお任せして良いのでしょうか。私たちにも出来ることがたくさんあります。まずは、県外の方にこういった現状を知って頂きたかったのです。 |
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ゴミ拾いでは身体を、座学では頭をしっかり使ったあとは、対馬の海鮮を中心とした夕食をいただきました。 |
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翌日は、昨年オープンしたばかりの対馬博物館へ。対馬の歴史を学びました。 |
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次は毎度おなじみの観光情報物産館ふれあい処つしまでのお買い物です。海産物を中心に、お買い物を楽しんでいただきました。 |
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旅の締めくくりは、つしにゃんキッチンです。肉厚のアナゴカツをいただきました! |
海の文化を学ぶ会、初めてのスタディツアーとなりました。
海岸清掃と環境学習について参加者からは、
・ゴミを出さないことにさらに注意していこうと思った
・食の流れを考えれば、日頃意識していなくても常にこのゴミ問題に密接に関わっている事を実感した
・漂着ゴミ問題は知らなかったので、良い経験となった
・組織的かつ大規模なCAPPAさんの取組は大変すばらしく、今後もぜひ活躍してほしい
といった感想をいただきました。ご協力いただきましたCAPPAさん、ありがとうございました。
【青森満喫ツアー】
11月3日(木)~5日(土)に青森県でエコツアーを実施いたしました。
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コロナの影響で2度の延期を経て、3年越しの開催となった青森満喫ツアーをご紹介します。今回は、福岡・大分・宮崎・東京からのお客様にお越し頂きました。青森到着後はさっそく三内丸山遺跡を見学しました。そしてお待ちかねの小泊へ。今回特別講師として、小泊漁協の成田組合長をお招きし「津軽の漁業を語る会」を開催しました。
注)写真撮影の瞬間のみ、マスクを外しています |
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小泊といえばウスメバルの水揚げナンバーワン!ということで、ウスメバルの煮つけを中心としたお料理をいただきました。成田組合長の漁業やウスメバルに対する熱い想いをお伺いしました。 |
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翌日は、五所川原にある立佞武多の館へ。立佞武多は高さが20m以上あり、大迫力です。スケールの大きさに圧倒されます。 |
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白神山地まで移動し、昼食は幻の魚サケ科の淡水魚「イトウ」です。成魚は1~1.5mにまで成長しますが、大きなものでは2mに達した個体もいるそうです。現在は、北海道でのみ生息が確認されていますが、青森県では養殖に成功しています。 |
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イトウの養殖場を見学しました。想像以上の大きさに驚かれていました。 |
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白神山地をガイドさんと散策へ。色づいたブナ林をゆったりと歩き、青池などをめぐりました。人の手が加わっていない大自然のなか、澄んだ空気をいっぱい吸い込んでの散策はとてもリフレッシュになったようです。 |
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次に「かそせいか焼き村」を訪問しました。ここで風合瀬漁協の川村総務課長を特別講師にお迎えし、漁業のお話をお伺いしました。 |
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そしてマグロの解体見学!テキパキと捌く職人技に、みなさん感心のご様子でした。 |
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そして今回特別に、捌いたばかりのマグロ中トロと中落を試食させていただきました。新鮮なマグロは絶品で、散策の疲れが吹き飛んだようでした。「あのマグロ、おいしかった~」と翌日も話題になるほどです。試食のあとは、海産物のお買い物も楽しみました。 |
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夕食は深浦から大移動をして弘前へ。郷土料理の夕食です。けの汁や若生昆布おにぎりなどをいただきました。特にみなさんに好評だったのが、いがめんち揚です。イカをたたいて野菜と一緒に揚げたものです。フワフワの食感で、とても美味しかったです。 |
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翌日は弘前城の紅葉まつりへ。白神山地は黄色に色づいているところが多かったですが、この弘前城は真っ赤な紅葉が印象的です。 |
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青森市内へ移動し、あおもり北のまほろば歴史館へ。ここには、国指定重要有形民俗文化財の「津軽海峡及び周辺地域のムダマハギ型漁船コレクション」が展示されています。職員の方の解説を聞きながら見学をし、みなさんから積極的に質問があがります。先人の知恵と技を学びました。 |
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こちらはアスパムでの昼食です。じゃっぱ汁、ほたて貝焼きみそ、ほたての刺身、にしんの切込、がっくら漬けです。タラとお野菜の入ったじゃっぱ汁、身体が温まりこの寒い時期に最高でした。 |
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お待ちかねの爆買いタイム。アスパムの中には、JF青森漁連の直売店が入っています。初日に、成田組合長から伺っていた「小泊メバル漬けめし」を発見!みなさん手に取られていました。大量にお買い物をし持ち帰れないと察したのか、宅急便でご自宅へ配送される方が多数。これぞ、海の文化を学ぶ会の購買力です。 |
念願の青森ツアー、無事に開催することができてホッとしています。九州にいるとなかなか東北まで足を延ばす機会がないので、みなさんに満喫していただこうと県内を大移動した旅となりました。今回の企画にあたり、小泊漁協の成田組合長と風合瀬漁協の川村総務課長には特にお世話になりました。ありがとうございました。参加者の方からは「青森の漁業について勉強になった。漁業者の熱い想いを感じた」と感想をいただきました。観光を楽しみながら水産業への理解を深めていただく、よいツアーになったのではないかと思います。ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
【宮崎 延岡・日南ツアー】
5月28日(土)~5月29日(日)に宮崎県でエコツアーを実施いたしました。
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コロナの影響で約2年ぶりのツアー、今回は総勢15名で宮崎県へ。北九州から宮崎へは約4時間のロングドライブです。車内では、水産庁広報動画「魚が君に届くまで」を見て水産について学習会を開催しました。 |
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こちらは、一般財団法人 宮崎県水産振興協会です。当ツアーの主旨に賛同し、特別に許可をいただき訪問が実現しました。まずは協会の概要や種苗生産の流れ等を学習しました。 |
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座学のあとは、施設見学へ。養殖用のマダイやカンパチ、放流用のヒラメの稚魚を見せていただきました。普段見学する機会がないので、お客様から積極的に質問があがります。自然環境を守ること、魚を積極的に食べることの重要性を再認識する機会となりました。 |
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昼食は、延岡発祥グルメの「チキン南蛮」です。発祥の地で食べると、一段と美味しく感じます。 |
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お腹がいっぱいになったあとは、鵜戸神宮へ。石の窪みに運玉を投げ入れ、入ると願いが叶うと言われています。何名かのお客様は、見事に入っていました。願い事が叶うと良いですね!海の文化を学ぶ会のツアーでは、神社を参拝することが多いのでお客様の中にはツアーをきっかけに御朱印を集め始めた方もいらっしゃいます。そういった旅の楽しみ方もありますね。
注)写真撮影の瞬間のみ、マスクを外しています |
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夕食は、宮崎県日南市のご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」です。日南市は一本釣りカツオの漁獲量日本一です。醤油、マヨネーズそれぞれのタレに漬けられたカツオはそのまま食べてもヨシ!炙ってもヨシ!出汁でお茶漬けにしてもヨシ!と色々な食べ方を楽しむことができます。カツオといえば、タタキくらいしか馴染みがありませんでしたがこういった食べ方も楽しむことができ、大好評でした。また、魚のすり身でつくられた魚うどんも旨味たっぷりで絶品でした。 |
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今回の夕食時には、スペシャルゲストとして日南市長 髙橋透様にお越しいただきました。漁業や名産品、観光など市の魅力をご紹介頂きました。日南市に来るのが初めてというお客様が大多数でしたので、皆さん大変興味深くお話を伺っていました。 |
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そして翌日の出発時には市長様が見送りに来てくださり、記念に集合写真を撮っていただきました。温かい人柄にみなさん感激していました、ありがとうございました。
注)写真撮影の瞬間のみ、マスクを外しています |
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日南のかつお一本釣り漁業は「日本農業遺産」に認定されていることをご存知でしょうか。今回は、かつお一本釣りギャラリー推進協議会の皆様にかつお一本釣り漁業の歴史や漁法についてご講演いただきました。かつお一本釣りは水産資源を大切にしながら漁獲することができる伝統ある漁法です。この伝統を後世に伝えていきたいという、地元の方々の熱い想いに触れることができました。 |
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港の駅めいつに移動し、「海の文化を学ぶ会」恒例の爆買いタイムです。短時間でカゴいっぱいに海産物などをお買い物していただきました。久しぶりに皆さんの気持ちいい買いっぷりを見ることができて、清々しい気持ちになりました。 |
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最後の観光は飫肥城周辺です。ガイドさんについていただき、散策をしました。 |
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飫肥といえば、おび天!黒砂糖の優しい甘さが特徴的です。そして右下にあるのが、かに巻汁です。モクズガニをすり潰して、みそと合わせたお汁です。福岡では食べられない郷土料理に舌鼓をうっていただきました。帰りに皆さんの手元を見ると大量のおび天のお土産がありご満足いただけたのだと、安心しました。 |
福岡からは少し遠方ということもあって、初めて宮崎に来たという方も多かったのですが美味しい食べものと地元の方々の温かい人柄に触れ、大変満足していただけました。また、水産に関連するプログラムも充実したものとなり「とても興味深く、勉強になりました」とのお声をいただきました。念願の宮崎ツアーを皆さまに楽しんで頂けましたのも、企画段階よりご協力いただきました地元の方々のおかげです。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
【秋の国東バスツアー】
12月5日(土)に大分県国東市でエコツアーを実施いたしました。
【対馬応援ツアー】
3月7日(土)~8日(日)に長崎県対馬市でエコツアーを実施いたしました。
【遠洋マグロ基地保戸島とモイカの津久見 満喫ツアー】
11月30日(土)~12月1日(日)に大分県津久見市でエコツアーを実施いたしました。
【第28回大漁おし初め競技大会に出場しました】
大分県漁協 佐賀関支店が主催するおし初め競技大会に今年も出場しました。
【壱岐エコツアー 壱岐満喫の“しま旅”】
7月6日(土)~7日(日)に長崎県壱岐市でエコツアーを実施いたしました。
【佐賀関エコツアー 関あじ関さばと臼杵石仏】
9月8日(土)~9日(日)に大分県佐賀関でエコツアーを実施いたしました。
【対馬エコツアー 朝鮮通信使を訪ねて】
8月4日(土)~5日(日)に長崎県対馬市でエコツアーを実施いたしました。
【いにしえの歴史と民俗に触れる 新上五島町エコツアー】
12月15日(金)~17日(日)に長崎県新上五島町でエコツアーを実施いたしました。
【渡り蝶アサギマダラ舞う 姫島エコツアー】
5月27日(土)~28日(日)に大分県姫島村でエコツアーを実施いたしました。